米国の非農業部門雇用者数(ノンファーム・ペイロール)

米国の非農業部門雇用者数(NFP: Non-Farm Payroll)は、米労働省労働統計局(BLS: Bureau of Labor Statistics)が毎月発表する「雇用統計レポート」の主要な雇用指標です。通常、毎月第1金曜日の午前8時30分(米東部時間)に公表されます。NFPは、農業従事者、民間家庭従業員、自営業者、非営利団体のボランティアを除く、ほとんどの経済部門における事業所調査に基づき、給与雇用者数の純増減を測定します。NFPは雇用の広がりや勢いを捉える指標であり、平均時給や労働時間とともに発表されるため、経済成長や労働市場の逼迫度を高頻度で示す重要な指標とされています。また、NFPはインフレや米連邦準備制度理事会(FRB)の政策に対する市場の期待にも大きな影響を与えます。

NFPのデータは、市場を大きく動かすことがあります。予想を上回る結果が出た場合、特に短期債を中心に米国債利回りが上昇(価格は下落)する傾向が強くなります。これは、投資家がより堅調な経済成長やインフレ圧力、FRBによる政策金利の引き上げ、または高水準での維持がより長期間続く可能性を示唆すると考えるためです。一方で、予想を下回る結果となった場合はその逆で、政策期待が緩和されることで利回りが低下しやすくなります。 株式市場においては、良いニュースが「良い」と受け取られるか「悪い」と受け取られるかは、政策環境によって異なります。力強い雇用増加は、成長期待が強い場合には景気循環株や小型株を支える一方で、金利上昇への期待が高まると、金利に敏感な長期成長株(多くのテクノロジー株など)には圧力となることがあります。賃金の伸びや過去データの修正も、ヘッドラインと同じくらい市場の反応に影響を与えることが多く、NFP発表時には株式、債券、ドルのいずれの市場でも、一時的にボラティリティが急上昇することがよく見られます。

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